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京阪奈の地元民ならではの奈良と京都南部の隠れたスポット・おすすめ情報をご紹介していきます。

トーラトラトラ!寅トランスの朝護孫子寺

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阪奈道路から信貴スカイラインに入り、頂からの大阪平野の絶景を楽しみます。そんなデートコースの終着点、奈良県平群町にそのお寺はあります。

 

朝護孫子寺

駐車場に車を停め、燈籠の続く参道を歩いて行きます。ここまではいたって普通のお寺。しかし、歩き始めて5分もたたないうちに、いきなり巨大電動張り子トラが現れます。トラの背中の高さが、ほぼ人の背丈ほど。スイッチを入れると首が動く電気仕掛けになっています。ここから終始出し惜しみなくトラのオンパレードです。

 

トラ不可避

境内には金銀メッキのトラに巨大な阪神タイガースのお守りなどトラがウジャウジャいます。ただ、どのトラもどこか間の抜けた憎めない表情をしています。バリエーション豊富で、中には写実的なトラもいて、咥えているのはなぜか「1億円」と書かれた札束です。

 

全長10m のタイガートンネル(トラの胎内霊場巡り)は、中を通れば霊場巡りができてしまいます。トラの中に飲み込まれると、壁にはよくある感じの標語が所狭しと貼ってあります。それにしてもムカデのようです。もう、トラを視界に入れないことなど不可避な状態です。自然にも恵まれていて、トラのエサになりかねない野うさぎも跳ねていたりと、自然と不思議が融合した素敵なお寺です。

 

山の斜面に作られた境内はアップダウンも多いです。渇いた喉を自動販売機の飲み物で潤そうと思ったら、巨大なお地蔵様に見つめられていたりします。本堂には一周させるとお経を読んだことになる「八角輪蔵」があります。ただ錆びているためか、かなり重たいです。 

 

実は由緒あり

このお寺、刺激的なトラに溢れた単なる珍スポットと思ったら大間違い。境内が位置する信貴山は、西暦594年にあの聖徳太子がトラにまつわる加護を受け、物部氏との戦いに勝利したことから「信ずべき貴ぶべき山(信貴山)」と名付けられた由緒ある山なのです。1998年にも、ここ生駒山麓中に子トラやワラビーが檻ごと放置されているとの通報があり、山狩りが行われたというニュースも報道されました。1400年の時を越えて、トラとご縁の深い場所というわけです。ちなみに子トラは未発見とのこと。

 

トラのテーマパーク

こんなに魅力満載なのに、戒壇巡りなどの一部の施設を除き、拝観料が不要ということもあって、リピーターも多く、ちょっとしたトラのテーマパークといった感じです。なお、平日は巨大電動張り子トラの電源が切られているので、参拝は土日祝日オススメです。

 

アクセス

【車】西名阪道法隆寺ICまたは香芝ICより車で約20分。阪奈道路より信貴・生駒スカイライン経由で約40分。

【住所】奈良県生駒郡平群町大字信貴山 2280-1