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いくつもの巨大建造物が神殿を取り囲む!宗教都市天理に潜入

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企業城下町はあっても大きな宗教都市は全国ここだけではないでしょうか。

宗教都市天理

かつて何かの雑誌で見た写真にあったのは、どことなく風変わりな建物が、川をまたいでどっしりと建てられている光景でした。なんで屋根の上に三角形の小さな屋根がいくつも付けられているんだろうか。なにもわざわざ地盤の悪そうな川の上に建てなくてもいいのではないだろうか。その不思議な建物を見て以来、いつか機会があったらぜひ自分の目で見てみたいと思っていました。その建物は天理教の宗教施設群です。

 

高校野球の強豪校として有名なあの「天理」には、日本の一地方都市にもかかわらず、こんなにも興奮する建物が並び、不思議な光景が繰り広げられています。信仰の力ってすごいと素直に驚きました。

 

天理教 

端的に説明すると、人類発祥の地「おぢば」というものがあり、その四方を信者の宿泊施設が取り囲んで礼拝場が作られ神殿を形作っています。さらに、このおぢばのある神殿を中心にして、「おやさとやかた」と呼ばれる重厚な建物群が周囲を取り囲むようにゆっくりと建設中であります。1953年の計画発表以来、これまでに1/4程度が完成、最終的には一辺が約900mの正方形となるように目指しているとのこと。


この圧倒的な建造物群は、威圧的になりすぎないようにするためか1階部分に吹き抜けが多く作られており、訪れた時もふつうに自動車やバイクが通り抜けていました。さすがに神殿内は撮影禁止でしたが、信者でなくても神殿にあがり、礼拝場の見学はOKとわりと開放的です。祈りの場を乱してはいけないと思いつつ内部に入ってみると、礼拝場の不思議な雰囲気に思わず息を飲んでしまいました。

天理教

神殿入口

詰所

また、天理市内のいたるところに詰所(つめしょ)や寮があり、大きな看板が掲げられているのでわかりやすいです。詰所はおちばがえりで親里に帰る信者のための宿泊施設で、各詰所は地区ごとにあるそれぞれの天理教教会に属しているため、「高安」や「夕張」など地区の名前がそのまま詰所の名称とされています。建物的には「おやさとやかた」のような特に統一されたデザインはないらしいです。

 

市内も由縁のもの

ほかには「お好み焼き ようきや」「陽紀屋」など、教義にある「陽気ぐらし」から取った店名が多く気になりました。天理駅前から神殿方面に向かってまっすぐ伸びるアーケード街「天理本通」を歩くと雅楽器、法被(はっぴ)やおつとめ着の黒い和装など天理教関連の商品が売られた神具店などもいくつかありました。市内では背中に天理教と書かれた黒い法被を着ている方があちこちで目に付きます。なお天理市庁舎も独特の形状をした建物で、これも宗教施設かと思ってしまいました。天理教は宗教法人なので税金はかかりませんが、毎年約十数億円の寄付金が天理教から天理市へ自主的寄せられています。