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京阪奈の地元民ならではの奈良と京都南部の隠れたスポット・おすすめ情報をご紹介していきます。

お茶を愛するまち茶源郷

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なごやかな茶畑の旅情にこころ満たされる和束町(わずかちょう)。

茶源郷

京都府の南、奈良県との境に位置する和束町。清らかな空気と、昼夜の寒暖差の大きい冷涼な気候がお茶の栽培に適し、全国有数の高級茶葉を生産しています。緑豊かな山腹に広がる茶畑と、瓦屋根の残る集落が一体となった美しい風景は、2013年「日本で最も美しい村」連合に加盟し、2015年には「日本遺産」に認定されました。まさに日本の原風景、「茶源郷」と呼ばれるのもうなずけます。

 

散策のススメ

和束町をめぐるには徒歩がおすすめ。まずは和束茶カフェに車を駐車。ここはさまざまな観光情報を発信するとともに、茶葉だけでなくお茶の佃煮やふりかけなど地元の特産品がそろいます。力フェスペースもあるので、ひと息ついていざ出発です。

 

茶畑のてっぺんに、こんもりと森が茂るのは安積親王陵墓。安積親王聖武天皇の皇子で、平城京から一時期遷都された恭仁京離宮紫香楽宮を結ぶ街道をこよなく愛し、この地に葬られたと伝わります。陵墓からの見晴らしに、悠久の流れを感じます。八坂神社の大杉も、いにしえの和束を知る存在です。樹齢1300年以上といわれる巨木を前にすれば、不思議なパワーを授かるかもしれません。

 

充実のカフェ

歩き疲れたら小休止。天空カフェはぬくもりある木造平屋の茶室で、その名の通り眼下に茶畑が広がります。おいしいお茶をひと口愛でれば至福のひとときです。いつまでもここにいたい、そんな誘惑に用心しなければなりません。また和束茶屋「山甚」では、抹茶アイスと小豆餡をのせた琥珀色の「ほうじ茶ゼリー」、茶房竹の子では、汗ばむ時にぴったりの「冷やしぶっかけたぬき茶そば」。どちらもお茶販売会社のお店なので、本格的なお茶グルメが味わえます。

天空カフェ

天空カフェ

他にも見どころがたくさん

これからの季節に訪れたいのが、天空カフェ近くの川沿いの散策道。川のせせらぎをBGMに、緑がきらめく茶畑と田んぼ、集落の織りなす眺めを楽しみながら歩けば気分爽快です。車で手軽に茶畑を見に行くなら、和束町石寺の茶畑へ。緑の波文様を空まで描く茶畑は、和束を代表する絶景なので、ぜひマイカメラに収めましょう。ここ以外にも、徒歩で行ける茶畑景観ビューポイントはたくさんあります。

 

他に、毎月第2日曜に和束茶カフェで開かれる「ちゃげんきょうマルシェ」では、お茶はもちろん、お茶の創作料理、新鮮野菜など和束の特産品がずらりと並びます。お買い物のほか、地元の方との交流も旅の思い出になりそうです。「茶源郷」として、おもてなしに力を入れる和束町。お茶の魅力を再発見して、心があたたまる1日を過ごせると思います。